今回のアトリエWALKの会は、誰もがとっても気になる「お片づけ」です。
片付けても片付けても散らかるのはなぜなのか?
ノウハウ本の通りにしているつもりなのに、うまく行かない・・・・
それはあなたのココロに理由があるのかも・・・・
今回は、ただノウハウを教えるのではなく、散らかってしまうそもそもの
理由から改善していく素敵な会になりました!
2011年2月 アトリエWALKの会
捨てて得られたモノ・コト・ヒト
講師:
東條真紀さん Ms.Maki Tojyo
http://suteru-happy.cos.ciao.jp/

一級整理収納アドバイザー1級/マスターライフオーガナイザー/
ファイリングデザイナー2級/ほめる達人3級/着付け講師/
メディカルアロマテラピーリフレクソロジー講座修了
穏やかな印象の東條さんですが、開口一番
「今日は皆さんの気持ちをまず一つに集中していただくために手品をします」


何と、一回目はご愛嬌だったものの二回目は見事成功!


見事みんなの気持ちを引きつけたのでした。
・・・つまり。
人は気持ちを集中させて聞く気になっていないと、いくら良い事を言ってもココロの中に届かないということから、この手品をして下さったとの事です。
和やかな雰囲気の中で始まったアトリエWALKの会でしたが、東條さんが収納アドバイザーを目指したきっかけを聞いてみんなびっくり

実はまったく片付けができない「汚部屋(おべや)」の中に暮らしていた東條さん。
空き巣が入っても、何も盗られなかったにもかかわらず、部屋の中を見た警察官から
「これは空き巣の仕業ですか?」と聞かれる始末。
しかも部屋の中にたまったホコリに残った足跡から泥棒がどこに移動したかがわかったとのこと。
さらに、お片づけができなくて散らかったままのお部屋で、お子様が危うくケガをしそうになり、
「これではいけない
」
と一念発起して整理収納アドバイザーの道へ進まれたということでした。
そんな東條さんのアドバイスは、決して上から目線ではなく、
「大丈夫ですよ
」という優しさにあふれたものでした。
様々な分かりやすいたとえを使って教えて下さるのですが、全部はご紹介できないので、ポイントだけお伝えします。
●整理と収納の違い
収納:モノをきちんと分類せず、とにかくどこかに入れてしまおうとする
→これではモノが増えて行くだけで片付きません。
整理:要るモノと要らないモノをきちんと分類し、必要な物を残し
必要でない物を処分する
→こうすると本当に必要な物が残り、無駄な物が減るので
本当の意味でモノが整理されて行きます。
●要るモノと要らないモノを分けるコツ
「ここが曖昧だと片付きません」、東條さんはきっぱり言いました。
「大切なのは使えるか使えないかではなく、自分(家族)にとっているか、いらないかです。」
<お片づけPart1>
*まずは片付けたい場所をどう使いたいか具体的にイメージします
片付けたい場所にあるモノを分類します。
その中で「自分を生かしてくれるもの」と「自分を生かさないもの」を分けます。
そして「自分を生かしてくれるもの」だけをその場所に残します。
<お片づけPart2>
*少しずつ毎日続けるコツはこれです。
「毎日10個片付ける」→こんな高い目標は設定しない方がよいとのことです。
「今日は1個片付けよう」→
これならできます。
自分ができる事を、3日坊主を繰り返しながらでもいいので続けます。
「毎日一個の片付けを21日間続ける事ができれば、片付けられるようになります。」
とは東條さんのお言葉です。
何だか力がわいてきますね

この他、
*できない自分を想像して失敗を計画しない
「きっとすぐに散らかってしまう。」
「どうせまたいろんなモノがたまってしまう。」
・・・・自分で失敗を計画していませんか?
*小さい「できた!
」を増やしましょう!
*今日できなかったからといって落ち込まない事が大切です
この他、参加者からの質問で
「よその方から頂いたモノをどうしたらよいでしょうか?

」
というものがありました。
*モノにこめられた相手の気持ちはきちんと受けとめて「いただいた」時に、モノの役割は終わっている。
ということから、それぞれケースバイケースではありますが、欲しがっている方にお譲りする。といった案も出ました。
まずはそのモノを持つ自分に「これは必要なモノなのか?」とじっくり聞いてみる事が必要だと思いました。
<お片づけPart3>
*脳をダマす。
突然ですが、潜在意識は現実とそうでない事の区別ができないのだそうです。
なので、良い事を過去形で書くと、脳はそのようにしようとカラダを動かすのだそうです。
そこで東條さんから出された3つの質問に、あなたならどう答えますか?
★次のように文章を作って、それぞれに当てはまる事柄を3つ(それ以上でも良いとの事です)挙げてみて下さい
「私は自分の家が大好きで、とてもリラックスできます。」
1)なぜならば・・・・だからです。(理想のお部屋の様子を3つ程挙げます)
2)一方、先月までは・・・・・でした。(現在の部屋の様子を挙げます)
3)それは・・・・が理由だったからです
1)と 2)は理想と現実です。ではこの2つの間のギャップを具体的に挙げてみましょう。
それがあなたのお部屋を散らかしている原因です。
理想のお部屋を、すでに現実になっているものとして脳にインプットしてしまいましょう。
問題点は3)であがった訳ですから、そのギャップを毎日少しずつ埋めて行きましょう。
このように、皆さんからの質問にも一つ一つ丁寧に回答していただきましたが、個人的に私のココロに残ったことは
「自分はこれこれこういう物を持っていると幸せで、こういった生活をしたい」というように自分にとって何が大切かということをよく考えるという事でした。
もっと詳しくお知りになりたい方は、東條さんのブログや直接ご本人まで

東條さんのブログ

:
http://suteru-happy.cos.ciao.jp/
モノに振り回されて生きるのではなく、どんな風に生きたいのかを決めて、それに見合ったものを持つ。そういう潔い生き方ができると良いなと思いました。(という私の両脇にはメモやら書類やらが散乱していますが・・・・これが終わったら片付けます。)
★参加された方々のコメント
整理、収納の違いを分かりやすく説明していただき、整理でものを分けるという作業が大事なんだと実感しました。同窓会のたとえ話がとても分かりやすかったです。私も右脳かな?と思いました
自分のことを新発見する事ができました。まずは整理、物も頭の中も要不要で分け、すっきりしたいです。そして落ち着いて笑顔があふれる自分でいたいです。
今日は初めて参加して緊張しましたが、少人数で参加している人たちそれぞれの整理、収納の悩みや工夫している事などが聞けて楽しかった。先生の話でも、要・不要を分ける事の大切さと、自分がどれだけできてないかわかったので、今後少しずつでもがんばりたいです。
心の「断捨離」をして、何がどれだけ必要かをみきわめて鳥のように自由に動き回れたらと思っています。物はなるべく少ない方が自由になれますから・・・執着心を捨てる事が課題です。
今日はありがとうございました。
理想の空間を現在とし、現実を1ヶ月前として口に出す方法をさせて頂いたことで、自分の潜在意識に刻み込んで、できる!と思えたように感じます。無理せずできることから一つずつ頑張っていきたいです。やる気をいただきました。
片付けの一番大切なポイントがよくわかりました。例も多くて分かりやすく、親しみが持てました。またお会いできる事がありますように。
東條さんの楽しいたとえを交えたお話を楽しく聞かせてもらいました。片付けできなかった人から、資格をとるまでの道のりも興味深かったです。失敗を計画しないようにする。心に響きました。
片付けるときに、収納のことを考えていましたが、整理(要・不要と分ける)する事の方が大切な事を知りました。自分に何が必要か必要でないかすぐ使うか使わないか考えて整理していきたいと思います。
整理整頓の見直しをする機会ができました。小さな目標からスタートしてみます。
皆さんお帰りになる時は、とっても良い笑顔でした。
東條さん、ありがとうございました。